【むげんまる】ゆっくりやさしい数学

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紙飛行機を折りながらルートになじむ②

【紙飛行機を折ってルートになじむ】の2回目です。

まずは【問題】の答えから。

 図1  

f:id:c117afujiwara:20210310194055p:plain

【問題】

(1)図1の線分DHの長さを求めてください。

(2)折り目の角1つ分は何度でしょうか。

 

(答え)*線分の用語は省略して式の形で書きます。

(1)DC=√2、HC=AC=1だから、DH=DC-HC=√2-1である。 

(2)直角90°を半分に折ると(例えば∠HAC)、90°÷2=45°で、

折り目一つ(例えば∠GAC)はまたそれを半分に折っているから、

45°÷2=22.5°   すべて等しく22.5°である。

 
~~~~~~

今回は、線分GC、線分HGの長さを求めてみます。

(中3・平方根の範囲までで)

少し説明が続きますので、図だけ見てもらうのでも十分です。

図2  

f:id:c117afujiwara:20210310194944p:plain

 

AGで折った図3を考えて、点Cと線分AHが重なる点をCとする。

∠ACGは90°である。

図3 

f:id:c117afujiwara:20210310195046p:plain

 

四角形ACGC(青色)を考えると

四角形の内角の和が360°であることから

∠CGC=360-(45+90+90)=135°

と求められる。(図4)

 図4

f:id:c117afujiwara:20210310195139p:plain

 

次に、△CGH(赤色)を考えると

∠CGH=180-135=45°である。

三角形の内角の和は180°だから

∠GHC=180-(90+45)=45°である。

すなわち△CGHは

G=CHである直角二等辺三角形であることがわかる。 (図5)

図5

f:id:c117afujiwara:20210310195308p:plain

 

 


ここで、線分CHの長さを求めると、

AH-AC=AH-AC=√2-1である 

*線分AC2と線分ACが重なる)から

C2G=√2-1である。(図6) 

図6

f:id:c117afujiwara:20210310195440p:plain

 

よって、線分C2Gと重なる

線分GCの長さも√2-1であることがわかる。(図7)

図7

f:id:c117afujiwara:20210310195901p:plain

 

~~~~~~
おつかれさまでした。

説明(証明)するとなると長くなりますが

感じをつかんでもらうので十分です。

 

次の問題は計算の復習なので、解いてみてください。

【問題】線分HGの長さを求めてください。

 

(答え)

HG=DC-(DH+GC)

  =√2-{(√2-1)+(√2-1)}

  =√2-(2√2-2)  *{}を計算

  =√2-2√2+2    *()をはずす ( の前が-なので+-逆にする

  =2-√2        *2>√2なので大-小の順で書いた

                                           -√2+2でもよい

(別解)直角二等辺三角形の斜辺は底辺を√2倍すればよいから

HG=C2G×√2=(√2-1)×√2=√2×√2-1×√2=2-√2 

図8

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さて、ここからさらに深めることもできるので

もう1回このテーマをやりたいと思います。